日本からデリーへの直行便が、一気に充実している。 JALが2026年1月17日に成田〜デリー線を新規開設(1996年就航、2020年運休の復活)し、 エア・インディアは羽田〜デリーをデイリー運航・B787-9に刷新。 成田・羽田の2空港から毎日デリーへ直行できる時代が、ついに来ました。 観光旅行者にも、インドとのビジネスパーソンにも、かつてなく選択肢が広がっています。
1996年開設→2020年運休となっていたJAL成田〜デリー線が、2026年1月17日に再就航。デイリー運航(毎日1往復)、機材はB787-8(ビジネス30席+エコノミー176席)。インディゴとのコードシェアでデリーからインド国内線へも接続します。
週4便だったデリー〜羽田が2025年から毎日1往復へ。出張のスケジュール調整も、旅行の日程も週の曜日に縛られなくなりました。繁忙期の席確保もしやすくなっています。
機材がB787-9(3クラス仕様)に切り替わり、これまでなかったプレミアムエコノミーが選択肢に加わりました。フルフラットのビジネスクラスも刷新。約10時間のフライトで、快適さの幅が広がりました。
2025年4月からANAとのコードシェアが拡充。羽田着後、国内6都市へのANA便をエア・インディアの発券で一枚のチケットにまとめられます。地方空港まで荷物はスルーチェックイン。
JNTO統計によれば、2025年のインド人訪日客数は31万5,100人(前年比+35%)と、史上初めて30万人を突破。増便の背景には、インドの旺盛な訪日需要があります。
成田発のJAL・羽田発のエア・インディア、どちらもデイリー運航。出発空港・クラス・マイル体系で選べます。
| 航空会社 | 便名 | 区間 | 出発 | 到着 | 機材 | 運航日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| JALNEW | JL749 | 🇯🇵 成田(NRT) → 🇮🇳 デリー(DEL) | 20:35 | 翌 03:00 | B787-8 | 毎日(2026年1月17日〜) |
| JALNEW | JL740 | 🇮🇳 デリー(DEL) → 🇯🇵 成田(NRT) | 04:35 | 15:20 | B787-8 | 毎日 |
| Air India | AI358 | 🇮🇳 デリー(DEL) → 🇯🇵 東京羽田(HND) | 20:20 | 翌 07:55 | B787-9 | 毎日(デイリー) |
| Air India | AI357 | 🇯🇵 東京羽田(HND) → 🇮🇳 デリー(DEL) | 11:50 | 17:25 | B787-9 | 毎日(デイリー) |
| Air IndiaNEW | AI(未定) | 🇮🇳 ムンバイ(BOM) → 🇯🇵 東京羽田(HND) | 16:50頃 | 翌 朝着 | B787-8 | 週4便(2026年6月15日〜) |
※時刻はいずれも現地時間。スケジュールは予告なく変更される場合があります。ムンバイ線の便名・詳細時刻は2026年3月時点の参考情報です。最新情報は各航空会社の公式サイトでご確認ください。
JALの成田〜デリー線は、1996年10月の開設以来、インドと日本を結ぶ重要路線として機能していたが、2020年の羽田空港発着枠拡大に伴い羽田〜デリー線に切り替え、成田発着は運休となっていた。
2026年1月の再就航は、インドへの需要拡大に加え、「成田を経由する北米〜インドの3国間需要」を取り込む戦略的な判断でもある。成田は北米路線の国際ハブとして機能しており、北米在住インド系コミュニティの往来に対応できる。インド最大手LCCのインディゴとのコードシェアにより、デリー着後のインド国内接続もカバー。
機材はB787-8(2クラス:ビジネス30席/エコノミー176席)。JALマイルで積算できる点も、マイレージ活用派には見逃せない。
2022年1月、インド財閥タタグループによるエア・インディア買収が完了した。かつてのエア・インディアは、慢性的な遅延・老朽機材・不安定なサービスで「使いたくない国営航空会社」の代名詞とされていた。
タタグループが就いてまず着手したのは、航空機の大量発注と機内インテリアの刷新だ。B787-9への機材刷新とともにプレミアムエコノミーを導入し、機内Wi-Fiや新世代のエンターテインメントシステムを整備。国際線では「エミレーツやシンガポール航空に真剣に対抗しにきた」と業界紙が評するほどの投資を注いでいる。
インド国内では、タタグループはジャガー・ランドローバーやボルボとの関係で「高級ブランドを世界水準に育てる企業」として知られる。エア・インディアも同じ軌跡をたどることを、市場は期待している。まだ完全に「変わった」とは言えないが、2025年時点での水準向上は明らかで、日本路線での体験も変わってきている。
インドと日本の経済的な結びつきは、この10年で質的に変化している。スズキ・ホンダ・トヨタによる製造拠点としてのインドは以前からの話だが、近年は「IT人材の調達先」「半導体サプライチェーンの再編先」「富裕層向け消費市場」という多面的な関係になってきた。
インド側の視点でも、日本は「憧れの旅行先」として急速に人気が高まっている。清潔さ・安全性・食文化の精巧さはインドの旅行業界から繰り返し言及される要素で、MICE(企業研修・報奨旅行)の目的地としても日本への需要は圧倒的だ。ムンバイの企業関係者がビジネス往来のスピードを左右する要因として「直行便の有無」を強調するのは、そのためである。
デリー線のデイリー化は、こうした両国の商業的需要に素直に応えた判断といえる。翌朝7:55に羽田着というスケジュールは、そのまま都内での午前中の打ち合わせに間に合う実用的なダイヤでもある。
2025年4月より、エア・インディアとANAのコードシェアが拡充。羽田到着後、以下の国内6都市へANA便をワンチケットで接続できます。手荷物も最終目的地までスルーチェックイン。
逆方向では、ANAがエア・インディアのデリー〜アーメダバード・バンガロール・チェンナイ・ハイデラバード・コルカタ・プネなどインド国内線にANA便名を付け、インドへの深いアクセスを提供。スターアライアンス加盟同士の連携です。
デリーは一つの街ではない。ムガル帝国の旧市街「オールドデリー」と、イギリス植民地時代に設計された「ニューデリー」、そして現代のビジネス街グルガオンが同居する、まるで時代の断層のような都市だ。
📍 デリー拠点2泊+アグラ(タージマハール)日帰り、または1泊2日が定番コース。羽田に11:50発なら前日夜まで滞在可能
インド旅行で最初に戸惑うのが「想定外のカオス」だ。交通渋滞・物売り・値段交渉、すべてが日本のルールとは異なる。ただし、それ自体が旅の醍醐味でもある。デリーのオートリクシャーやメトロを使いこなせれば、旅の難易度が一気に下がる(メトロは日本並みに便利で清潔)。
デリーを拠点に、ジャイプール(ピンクシティ)・バラナシ(ガンジス河)・アグラ(タージマハール)へのアクセスも良い。「デリー観光」で終わるより、インド北部を2週間かけて回る起点として考えると旅の密度が上がる。
羽田7:55着で都内午前中の打ち合わせに対応。帰路は11:50発で都内滞在を最大化。デイリーで突発的な予定変更にも柔軟に対応。
デリー→ジャイプール→アグラ→バラナシの「ゴールデントライアングル+」は1〜2週間で回れる。インドの本質に触れたいなら、デリーは最高の起点。
LCCでは体験できない10時間超フライトの快適さを、ビジネスより手頃な価格で。長距離路線でプレミアムエコノミーの費用対効果を実感できる路線。
観光の拠点にはニューデリー駅・コンノートプレイス周辺が便利。ビジネス渡航ならグルガオン(DLFサイバーシティ周辺)を拠点にするのも選択肢です。
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